アプリ講座を受講し、「Astrowanderer」「ぱぱんだっこ」をリリースされた「とし」さんにインタビューしました!

公開日: : 最終更新日:2015/07/28 iPhoneアプリ開発講座

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(上の写真で、中央に写っているのが、今回質問させていただいた「とし」さんです)

アプリクリエイター道場 東京塾」と「iPhoneアプリ開発キャンプ@大阪」に参加し、その後「Astrowanderer」「ぱぱんだっこ」という2本のアプリをリリースされた@toshi586014さんに、色々と質問させて頂きました!

カテゴリ: ゲーム 価格: 無料

    

Q. 今までに作ったアプリについて教えて下さい

A. 『Astrowanderer(あすとろわんだらー)』と『ぱぱんだっこ』の二本です。

Astrowandererは、宇宙飛行士ハルが地球を目指して単身宇宙を旅するアクションゲームです。
宇宙空間ならではのフワフワ感と、大量の隕石をよけながら酸素を補給するドキドキ感がクセになります。『文学的ですらある』とまで言われた激ムズゲームなので、腕に自信のある方はぜひ挑戦してください。
また、バックグラウンドには、小説家でもあるわたしが考えた本格的なSFストーリーがあります。
なぜハルがひとりで宇宙を旅することになったのか?ハルの旅の終点はどこにあるのか?ゲームとともにお楽しみください。

    

ぱぱんだっこは、パパと子どものスキンシップを楽しむアプリです。
体重を測るときに子どもがじっとしてくれないので困っていました。そんなときに『子どもを抱っこして測っちゃえばいいんだ!スキンシップもとれて一石二鳥!』と考えてぱぱんだっこを開発しました。
体重入力補助機能(子どもを抱っこしていても体重計の数字を見やすいように、カメラで体重計を撮影できる)など、実際に自分で使って便利な機能を盛り込んでいます。
また、かわいいぱんだのイラストは妻に描いてもらい、子どもにはテストに協力してもらいました。ぱぱんだっこを使う方が笑顔になるようにとの願いを込めて、家族が一丸となり開発したアプリです。

    

Q. いまの年齢は?

先日バージョン4.0にアップデートしました(40歳になりました)

    

Q. プログラミング経験はありましたか?

A. 小学生のころ、シャープのX-1というパソコンではじめてBASICを触りました。といってもベーマガという雑誌に載っているコードを書き写すだけでしたが、実行するときのワクワク感はよく覚えています。
また、以前勤めていた会社では、SE兼プログラマーをしていました。そのときに、三年ほど工場で使うシステムのプログラムを担当しました。

(編注:下の写真は、初心者向けの入門講座「iPhoneアプリ開発キャンプ@大阪」の懇親会にて撮影したものです。過去の回に参加された方も遊びに来てくれるので、交流も活発で楽しいですよ!左に写っているのが僕で、右に写っているのがとしさんです。)

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Q. アプリを作りたいと思ったのはいつですか?

A. はっきりと意識したのは2013年12月16日です。
この日は就職相談会に参加していました。その中で、今後やりたい仕事についての話をしていて、自分がアプリ開発をしたいことに気がついたのです。

    

Q. アプリを作ろうと決意した後、まずは何から実行しましたか?

A. まずはアプリ開発の入門書を三冊購入しました。
ひとつはプログラムの考え方についての本。もうひとつはプログラムの書き方についての本。最後は楽しそうなサンプルプログラムが載っている本です。そして、三つめの本を参考にして、おみくじなどの簡単なサンプルアプリをいくつか作りました。

わからないところを他の本で調べたりもしましたが、あまり深追いしないように気をつけました。というのも、まずはアプリ開発の楽しさを体験することが大切だと思ったからです。

自分で書いたプログラムが動く。この単純だけど根本的な楽しさを最初に十分味わえば、これから難しいことがあっても挫折しないだろうと考えたのです。

    

Q. アプリ道場を受けて得られたものは?

(編注:アプリ道場については以下のページを参照してみて下さい)

初心者向けのiPhoneアプリ開発講座「アプリクリエイター道場 東京塾」

A. 得られたものはたくさんありますが、特に大きいと感じたものはふたつあります。
ひとつめは、アプリ開発者としての最初の一歩です。
わたしは方向音痴なので、新しいことをはじめるときにはよく迷います。何から手をつけようか?どの方向へ進もうか?と悩みに悩んでしまいます。
しかし、アプリ道場ではとてもわかりやすい形で、最初にすべきことや進むべき方向を指し示してくれました。そのおかげで、アプリ開発者としての最初の一歩を全力で駆け抜けることができました。
もしアプリ道場を受けていなければ、まだ一本目のアプリもリリースできていなかったかもしれません。

(編注:としさんによるアプリ道場のレポート記事は以下のページで読めます)

    

ふたつめは、良き開発者仲間です。
個人でのアプリ開発は、ときにとても孤独です。しかし、ともに学んだ仲間たちが熱心にアプリ開発に取り組んでいる姿を見ると、わたしもやるぞー!という気持ちになります。
また、様々な経歴の人が集まるので、とても刺激になるし楽しいです。

(編注:以下の写真は、アプリ道場 第21期にて撮影したものです)

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Q. アプリ開発の勉強はどのように行っていますか?

A. 『小さくコツコツ』です。

アプリ開発をしていると、早く動くところをみたいのでついつい気が急いてしまいます。しかし、全部の機能をひといきに作ろうとすると大変です。そこで役に立つのが『小さくコツコツ』勉強法なのです。

たとえば、いま開発しているカメラアプリに写真への落書き機能をつけたときのことを例にあげます。

写真への落書き機能を開発するのは初めてなので、まずは以下のように機能を細かく分割しました。

『写真を表示する』『タップしたところの位置情報を取得する』『タップしたところに点を描く』『タップして指を動かした位置情報を取得する』『位置情報にそって線を引く』『線の色を変える』

そして、これらの機能をコツコツひとつずつ作っていきました。こうすることで、ひとつひとつの機能を確実に理解できます。また、うまくいかないときに、どこが悪いのか調べやすくなります。

さらに、次のアプリを開発するときにも役に立ちます。たとえば、ぱぱんだっこで写真を撮る機能を作ったので、今回のアプリでも簡単に写真を撮れるようにできました。このように『小さくコツコツ』積み上げていくことで、確実にできることの幅が広がるところもアプリ開発の醍醐味だと思います。

    

Q. アプリ開発の作業はいつしていますか?

A. わたしは主夫をしているので、子どもがお昼寝をしているときと、夜に子どもを寝かしつけてからがゴールデンタイムです。コーディングやイラスト作りなどのまとまった時間が必要な作業、またMacでないとできない作業は、この時間帯に行います。
アイデア出しや、マーケティングについては、家事の合間や子どもを寝かしつけているときなどのスキマ時間を見はからってしています。iPhoneとEvernoteがあれば子どもを抱っこしながらでもいろんなことができるのは、主夫プログラマーにとってはありがたいです。

    

Q. アプリ開発で困ったときに聞く場所はありますか?

A. アプリ道場のFacebookグループです。
コードの書き方やXcodeの操作など、ネットや本で調べられることはなるべく自分で調べるようにしています。
しかし、『どういう技術を使えばいいのか』『どういう仕組みがあるのか』という方向性は調べにくいことがあります。そんなときに相談をすると、いろんな方々が案を出してくださるのでとても助かります。

(編注:アプリ道場では、受講者限定で参加できる非公開のFacebookグループを用意しています。メンバーは2014年10月現在で177名。質問や情報共有などで日々盛り上がっています。)

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もうひとつ、わたしのアプリ開発の先生であるあきおさんのSkype個別相談があります。
こちらは完全に個別なので、コードの書き方でわからないことや詰まったところを聞くことができます。また、より良いコードの書き方や、アプリ開発の考え方を教えてもらえます。こういったことは、ひとりではなかなか気づくことができないので、とても勉強になります。

(編注:Skypeによるアプリ開発個人レッスンもやっています。ご興味のある方はお問い合わせ下さい)

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Q. 今つくっているアプリ・次に作りたいアプリはありますか?

A. 今つくっているのは、ちょっと変わったカメラアプリです。
コンセプトはずばり『笑顔あふれるコミュニケーションカメラ』!親子で遊ぶもよし、友達と遊ぶもよしの楽しいカメラアプリを目指しています。
また、育児をしているパパママの癒しになるような機能を盛り込んでいます。育児をしていると、眉間にシワが寄ったりイライラすることがたくさんあります。そんなときにこのアプリを使って、フッと肩の力を抜いてもらえると嬉しいです。

その次に作りたいアプリは、たくさんありすぎて悩んでいます。というのも、作りたいアプリのアイデアが70以上たまっていて、今も増えているので。アイデアの内訳は、ゲームと育児アプリ、それからタスク管理や発想系が多いです。
ゲームと育児アプリはリリースしたので、タスク管理か発想系アプリを作りたいですね。といいつつ、ゲームが好きなのでまたゲームを作っているかもしれません。

    

@akio0911はこう思った。

としさん、今回は色々と質問させて頂き、ありがとうございました!

としさんは時間管理がとても上手な印象のある方で、シチュエーションに応じてiPhoneとMacを使い分けつつ、地道にコツコツと、そして精力的に小説執筆・アプリ開発・ブログ執筆などをこなされています。

前回の蒲池さん(67才)のインタビューでも感じたことなのですが、アプリリリースまで到達できる方の共通点は「諦めずにコツコツと続ける事」なのだなと思います。

    

他の受講者へのインタビュー記事はこちらからご覧ください! ⇒ 受講者インタビュー | 卵は世界である

受講者インタビュー | 卵は世界である

    

今回のインタビューでアプリ開発に興味を持たれた方は、ぜひこちらのページでアプリ開発講座についてチェックしてみてください。

iPhoneアプリ開発講座 | 卵は世界である

この記事を書いた人
あきお(@akio0911
派手髪iOSエンジニア。Twitterアカウントは@akio0911。YouTubeチャンネル「あきおチャンネル」にてiOSアプリ開発講座を公開中。著書に「iPhoneアプリ開発レシピ」「cocos2d for iPhoneレッスンノート」など。iOSアプリ開発をテーマとしたオンラインサロン「アプリ道場サロン」を運営。東京・大阪にてアプリ開発講座「アプリクリエイター道場」を主催。

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